幼稚園教諭

幼稚園教諭“子どもが好き”を原点に、一人ひとりの個性を育てる。

幼稚園教諭

毎朝登園した幼児の健康状態をチェックし、音楽、絵画、運動や遊びなどの指導をする。幼児は体調を崩しやすいので、十分な目配りが必要な仕事だ。子どもたちへの直接の教育のほか教室の掃除、カリキュラムの作成、園児の行動記録など仕事の範囲は広い。

幼稚園教諭のやりがい

幼稚園教諭は、3歳から小学校入学までの、成長が著しい時期の子どもを預かるという責任がある仕事です。子どもたちの心や体を健康的に育てるためには、学校で学んだことはもちろん、毎日の保育を通して先生としてのスキルを磨いていかなくてはなりません。だからこそ、子どもの成長を感じられたときのうれしさはひとしお。大変なことがあっても、子どもたちの笑顔がモチベーションにつながるようです。

幼稚園教諭の就職先・働く場所

幼稚園教諭の就職先は、主に公立幼稚園、私立幼稚園、国立幼稚園に分かれます。幼稚園数は全国で約1万1600園。そのなかで公立幼稚園数は約4割、私立幼稚園数は約6割で、国立幼稚園はごくわずかです(文部科学省「平成27年度学校基本調査」)。そのほか、2006年から始まった、0~5歳の乳幼児を預かり、教育と保育の両方を行う認定こども園も増えてきました。認定こども園で働くためには保育士の資格も必要となるので、就職先として候補にする場合は注意しましょう。

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幼稚園教諭の将来の展望

少子化の影響により、幼稚園数や幼稚園教諭の採用数が減少傾向にあります。一方で、幼稚園と保育園が一体になった認定こども園が設置されるようになり、幼稚園教諭と保育士両方の資格をもつ人材のニーズが高まりつつあります。幼稚園でも、通常の教育に加え、早朝保育や預かり保育など、保育を求められる場合も増えているので、保育士の資格を取得しておくことは、決して無駄にはなりません。今後も時代の流れとともに幼稚園の状況が変化していくことが考えられますので、幅広い知識や経験を積んでいくことが、大切でしょう。

幼稚園教諭になるには

幼稚園教諭になるには、幼稚園教諭免許状が必要です。幼稚園教諭養成課程のある大学や短大、専門学校へ進み、必要科目を履修することで、卒業と同時に幼稚園教諭免許状を取得することができます。その後、公立幼稚園への就職を希望する場合は、都道府県が実施する教員採用試験を、国立または私立幼稚園への就職を希望する場合は、それぞれの幼稚園で行う採用試験を受験します。また、学校によっては、幼稚園教諭と保育士の資格を同時に取得できるコースを開講している場合があります。

出典元:スタディサプリ進路