医学・工学両分野の広範な科目を効果的に組み込んだ履修内容です。
リアルな学びを体験できるコラボレーション授業
臨床工学技士は医師の指示のもとさまざまな医療機器を扱うスペシャリストです。当然チーム医療として、他の職種の医療従事者との密かな連携が必要不可欠。本学では学科を超えたコラボレーション授業で必要なチーム医療を実際に体験してもらいます。
医療・工学両分野の広範な科目を組み込んだ授業体系
臨床工学技士は医療・工学の両方を知り尽くしたプロフェッショナルです。物理・数学の基本から電気・電子・医学と言った専門分野まで、時間をかけてじっくりと学び、それを実践の域にまで高めてゆきます。
人間性豊かな医療人の育成を目指す
臨床経験豊かな教員や医療分野での豊富な教育経験と研究経緯を持つ教授陣など、実績のあるメンバーで夢への実現をバックアップします。大学4年間を通じて授業、実験・実習、卒業研究など学生一人ひとりに応じたきめの細かい学習指導を実施。医療人としての資質を養成していきます。
教員、職員が一体となって、キャリアサポート
病院、医療機器メーカーなど多くの場所で求められる臨床工学技士。それぞれの適性や希望に応じてきめ細かにキャリアサポートします。
代表的なカリキュラム
生体計測装置学 |
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生体計測装置はICUや手術室などで医療システムの中に組み込まれて使用するものなど極めてその使用範囲は広い。授業では、生体計測装置の基礎的な原理・構造と、生体という計測対象の特異性について、また変動する測定データの評価方法について理解する。 |
病理学 |
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病理学は、個々の病気の概念をはっきりさせ、病気を分類して体系化するとともに、病気の発症や進展の機構を明らかにする役割を持っている。生物学的な医学現象をどうとらえているかを理解し、必要な基礎的医学知識を得る。 |
医用システム・制御工学 |
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システムの定義とこれに関連する諸事項を整理し、様々なシステムの構成と考え方について十分理解できるようにする。さらに、医用機器に用いられる自動制御機構を理解する目的で、自動制御の基礎理論およびフィードバック制御の考え方を学ぶ。 |
画像診断学 |
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画像を用いた検査は病態に関する多様な情報を得る手段であり、臨床医学おいて最も重要な検査の1つである。授業では、画像診断全体を概観した後、超音波検査や磁気共鳴画像(MRI)検査について、検査法の概念および原理について理解する。 |
臨床工学技士を目指すための到達目標
1年次 | 自然科学、機械・電子工学など、理数系科目の基礎を学ぶ。 | 臨床工学技士に必要な基礎知識や工学知識を理解し、医療従事者にとって必要な人体の構造と機能、人の生命に関わる医療機器を扱うための工学を基本から学びます。 |
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2年次 | 医療機器の操作と、必要となる倫理観・教養を学ぶ。 | 医療機器の原理や役割、操作、保守管理に必要な知識と技術、医療従事者に必要な倫理観と教養、知識を身につけます。また、第2 種ME 技術実力検定試験を受験します。 |
3年次 | 専門知識とチーム医療を意識した学びを行なう。 | 安全に機器を使うための保守点検、生命維持管理装置の操作のための知識の修得、国家試験受験に向けての臨床工学の応用理解を図ります。また、チーム医療についても学びます。 |
4年次 | 臨床実習に備えた学びと試験に必要な知識・技術を修得。 | 指定病院での臨床実習に備え、実践的な技術の取得と知識の整理、専門知識のさらなる蓄積などを行います。高度専門科目への取り組みや国家試験受験に向けた学習も行います。 |
卒業後 | 国家試験合格後、実務経験を経て透析技術認定士などの資格を取得し、さらなるスペシャリストを目指すことができます。また医療機器の開発や製造を行う医療・バイオ関連企業や技術者・研究者としての道もあります。 |
極める社会福祉・精神保健福祉・介護福祉
「社会保障論」「心理学概論」「介護概論」などをはじめとして福祉の専門知識を学びます。
極める臨床工学
医学・工学両分野の広範な科目を効果的に組み込んだ履修内容です。
極める社会スポーツ
指導者からスポーツ関連企業への就職まで幅広い選択肢を持てる学習内容です。