お知らせ

保育のあふれる魅力~幼稚園の園長先生方による出前講座~ 

2023年11月20日

2023年11月10日(金)

 子ども発達学科と短期大学部幼児教育学科では、子どもにかかわる仕事の一つである保育者を目指す学生たちが学んでいます。今回は、2月に初めての実習を控える子ども発達学科2年生の学生と、幼児教育学科1年生の学生を対象に、岐阜県私立幼稚園連合会様のお力添えで3名の先生方による三つのテーマについての御講話をいただきました。先生方の語りからは、子どもはもちろんのこと保育者も保護者も、そして保育者を目指す学生のこともとても温かく大切に思ってくださることがひしひしと伝わり、大変心が動かされました。以下に学生の学びの一部を紹介させていただき、お礼とさせていただきます。今後の授業では、この学びを改めて振り返り、具体的な保育技術だけではなく心の準備も整えていきたいと思います。

〇保育者の魅力について:旭ヶ丘幼稚園 沼田明義先生より
・私もピアノが苦手ですが、子どもを思って努力したら頑張れるかもしれないと思いました。
・子どもたちは日々できることが増えたり、前できなかったことが今日はできるといったことを毎日のように感じ取ることができるのが保育者だと思う。どんな子であっても毎日成長していく。子どもたちの最大限の能力を理解してあげることが大切であり、その中で成長していく姿を受けとめ、その子の成長を願うことのできる保育者になっていきたい。

〇子どもの魅力について:若葉第三幼稚園園長 杉山令耕先生より
・やっている行動は自分にとって理解できないものでも、実はそこに隠れた理由があったりもするから、すぐにダメと注意をしてしまうのではなく、どうしてそれをしたのか、どんな気持ちなのかなど、寄り添い分かろうとするような質問をすることが大事だと学んだ。そうすることで、問題が起こる前に防ぐことができるようになったり改善したりすることにもつながると思う。興味を抑えつけないようにするべきだが、ダメなことはダメと教えてあげなければいけないので、「実験するときは前もって教えてね」など工夫のされた声掛けや指導が必要になってくると感じた。

〇実習に向けて:いづみ中央幼稚園園長 浅野教史先生より
・実習を「楽しむ」ことや、自分の得意なこと・自分の強みを一つ持っていくなど、とても勉強になりました。
・保育実習は、「おもしろさ」や「魅力」に気づく時間。実習生にとって、幼稚園、保育所はテーマパークみたいに非日常で楽しい場所。つらいことだけを見るのではなく、楽しさに気づかないといけない。また、保育実習は保育の楽しさを味わい人と人との気持ちのやり取りの魅力を感じる場所だとわかった。

〇全体を通して
・3人の先生が学生目線に立って話してくださったので、自分のこととして話を聞くことができ、得るものが多かったです。保育者の魅力や保育実習に向けてのお話を聞いて改めて、幼児教育は心が動かされる、魅力あふれる分野だと感じました。本来自分がどうして保育者になりたかったのかを再確認し、やっぱり私は保育者になりたい!という気持ちになりました。
・実習への不安がたくさんあったけれど、この講話を聞いてほとんどなくなった。子どもたちの笑顔が見られるときはこちら側も笑顔になる。これが一番の頑張れるところだと思った。先生方が子どもの写真を使って説明しているときは自然と笑顔で話されていて、こちら側も笑顔になった。子どもたちの笑顔は魔法のようで、みんなを笑顔にする。いろいろつらいことがあると思うし、メモとか記録とか指摘されるところばかりだろうけれど、子どもと触れ合うことのできる2週間は、それだけで楽しくて幸せな時間になる。しっかり準備をして、子どもたちを笑顔にする、一緒になって笑顔で楽しむことを大切に、実習に臨みたい。

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