お知らせ
【子ども発達学科】生の授業でこそ学べる小学校教育 ≪ 道徳科授業参観 ≫
【子ども発達学科】令和5年6月27日(火)
子ども発達学科の「教育実習指導Ⅰ(小学校)」では、小学校教育実習を希望する3年生に、学校現場での授業を参観し、生の授業を通して小学校教育のよさを味わってもらうため学外授業を実施しています。
今年度は、各務原市立川島小学校を訪問し道徳科の授業を参観しました。公開された授業は、2年生 題材名「およげない りすさん」 内容項目「公正・公平・社会正義」で梶田弥生先生が授業されました。資料は泳げないことで仲間外れにされたリスさんを、どうすれば一緒に遊べるか考えるカメさんや他の動物たちの姿を通して、違いがあっても誰にでも公平に接しようとする心に気付かせる内容です。
授業を参観して学生は「大学の授業で指導案をつくり、模擬授業は経験しましたが、それだけでは得ることのできない空気感や生の先生・児童の姿を感じ取ることができました。」「梶田先生の授業の進め方に驚きました。資料を紙芝居風に読んだり、役割演技(ロールプレイ)を十分行ったりして、2年生の子どもたちが集中して授業に取り組み、どの子も道徳的価値を理解することができるように工夫してみえました。」「児童の皆さんは、先生のどの発問にも多く反応し、周りの友達同士で関わり合ったりして意欲的な参加がみられました。」など、道徳科の授業の特質を理解した参観をしていました。
授業後は、河合洋尚校長先生から「川島小学校の道徳教育」について講話を受けました。そこでは、学校では「学校の教育目標」や「月ごとの目標」が設定され、その目標と授業や生活面での指導が結び付けられ目標の具現がはかられていること、本時の梶田先生が笑顔で明るく授業中児童に接してみえたのも学校の教育目標を意識して日頃から取り組んで見えることなど、学校教育が目標に向かって一貫性をもって営まれていることを感じ取ることができました。
どの学生も本年9月前後より教育実習に取り組みますが、授業や学校経営について多くのことを学ぶことができ、「今回見学したことをこれからの教育実習に活かしていきたい。」「自分自身、大学での勉強をより頑張って、先生方のような教師になれるようにしたい。」というように、今後の目標や夢を一層明確にすることができました。